「住みよさランキング2019」で堂々の3位にランクインした石川県野々市市。でも野々市市って全国的に知名度がほとんどないので、「どんなところなの?」「そんなに住みやすいの?」って疑問に思う方多いと思います。
そこで今記事では、野々市市在住の私が野々市市の住みやすさ、魅力を徹底解説しますので、ぜひ野々市市のことを覚えていって下さいね!
※2020/6/19追記:「住みよさランキング2020」で野々市市が全国1位になりました。所感を書いてみましたので、こちらもぜひご覧ください。
目次
石川県野々市市はこんなところ!
まず読み方ですが、”ののいちし”と読みます。”ののしし”と読んでしまいそうですが、”ののいちし”で覚えてくださいね。
石川県野々市市は金沢市のすぐ真隣にある市で、元々は石川郡野々市町でしたが2010年に人口が5万人を突破したため、2011年11月11日に石川群野々市町から野々市市に昇格しました。
野々市という名前の町が、市に変わったので野々市”市”になりました。”市”が重なっているので初見では少し分かりにくいですが、みなさんはもう”ののいち”と覚えて頂けたかと思います。
市の形はこのような四角形をしています。隣接する市は金沢市、そして住みよさランキング1位の白山市などが隣接しています。
野々市市は”便利”が凝縮されたコンパクトな街
野々市市は総面積が13.56km2と非常に小さいですが、その人口密度は県内ダントツのNo.1で、金沢市のおよそ4倍です。
なぜこんなにも多くの人が野々市市に集まるのでしょうか。その理由は、生活に便利な施設がこの小さい面積にギュッと濃縮されて集まっているという点です。
スーパーやドラッグストア、各種小売店はもちろん、飲食店、美容室、病院・クリニック、スポーツジム、学校、保育園…
野々市市には、半径数キロ圏内に生活に必要な物すべてが揃っているといっても過言ではありません。それゆえに、金沢市や近隣の市で働く人たちのベッドタウンとして非常に便利な生活を送ることができます。
コミュニティバス”のっティ”という市バスはどこまで乗っても100円
野々市市には、市全体を網羅する”のっティ”という市バスが運行しています。
このバスは市内各所の4ルートを周遊するバスなのですが、乗車料金はなんと100円です。どこまで乗っても1回当たり100円で乗車できるというのはとても助かりますね。
金沢駅までのアクセスが抜群に良い(JRでたったの2駅)
金沢駅までは、JR野々市駅から乗り換えなしで7~8分、料金は片道200円で行けます。野々市は金沢の隣の市ということもあり、アクセスは抜群です。
バスの場合は、のっティではなく北陸鉄道バスという私鉄バスが石川県全域で運行されていますので、北陸鉄道バスで野々市周辺から金沢駅までおよそ30分のアクセスです。
野々市市では車が無くても生活できる・・・かも
地方に移住するとなると、頭を悩ませる問題の1つに”車を持つべきか否か”という悩みがありますよね。
石川県では車が必須どころか一人1台必要と言われていますが、私が思うに野々市市は、車が無くても辛うじて生活ができる石川県で唯一の市だと感じています。(もちろん車はあったほうが絶対に便利ですよ!)
生活に便利なお店がいたる所にありますので、私の住むアパートにも車を持たずに自転車+のっティだけで生活をしている人がいらっしゃいます。今のところ特に不便は感じていないそうですよ。
野々市市は人口増加率が県内ナンバーワン!
石川県内の人口は年々減少傾向が続いており、金沢市ですらも人口が減っている状況なのですが、野々市は毎年人口が増加し続けています。
その特徴は、若い子育て世帯の移住が多いという点です。
野々市市は保育園の待機児童ゼロ
野々市市は小さい面積であるにもかかわらず16もの認可保育園が存在します。それゆえ野々市市では保育園の待機児童問題がありません。
野々市市では第1希望~第3希望まで申し込みができるのですが、夫婦共働きであればほぼいずれかの希望の保育園に入園できると思います。(私の周りで保育園に落ちた方は聞いたことがありませんし、市役所でも担当者の方から”どこかには必ず入れると思う”との回答をもらいました。)
私の場合は、今年2019年から途中入園で第一希望の保育園に通わせていただいております。4月入園じゃなくても育休が終わるタイミングで入園することができるので、育休を1年間フルに使えてとてもありがたいです。
また、都会の方には信じられないことかもしれませんが、共働きなら第1~第3までのどこかには入れるはずなので、事前に保育園の見学をして好きな園を決めるということができます。
激戦区の都会の場合は”どこでもいいから入れればラッキー”という状況なので見学なんかしても無意味だと思いますが、ここ野々市市ではゆっくり見学してじっくり検討してから保育園を決めることができますよ。
また、隣の金沢市も待機児童は0なのですが、希望する近くの保育園に入れずかなり遠い園に入ることになったり、兄弟がバラバラの園になったり、認可外に通っている人も多いので、野々市の方が保育園に入りやすい環境にあると思います。
子どもが遊べる公園がたくさんある
野々市市は少し歩けば公園が見つかります。
地図上で見ても、とてもたくさんの公園がありますよね。
公園が多いというのは子育てにおいてとても助かりますよね。私も息子が歩けるようになったら公園デビューしたくてウズウズしてます。
私のイチ押しは野々市中央公園です。椿の花がとてもきれいな公園ですよ!
ちょっと残念。。。野々市市はこどもの医療費(窓口負担)が1回当たり500円かかります
ちょっとだけ残念な点は、野々市市はこどもの医療費が1回当たり500円かかります。(金沢市も同じく500円かかります。隣の白山市は無料です。)
こども医療費が無料の自治体が多い中、この点だけはもう少し頑張ってもらえたら最高なのですが・・・とはいっても、月1,000円を超えた場合は、その超えた分が全額還付されるので、それほど大きな負担にはならない点が安心ですね。
野々市市は治安がとても良い!
私は野々市市に住んで3年ですが、この3年間物騒な事件を一度も聞いたことがないんです。野々市市は治安がとても良い印象を持っています。
21時以降も普通に出歩いている人が多い
野々市市役所に面しているメイン道路では、21時以降の夜間でもランニングや散歩をしている人が結構います。野々市市役所内の広場で遊んでいる人も見かけますね。
私も、夜中にフラーっとスタバまで歩いて出かけることが良くあるのですが、何人もの人とすれ違いますし、歩道がしっかりと広く整備されていますので、歩いていて危険だと思ったことは一度もありません。
夜中でも安心して歩けるのはものすごく大きなプラスポイントですね。
道路や歩道にゴミが散乱していない
都会に行くと、道路や歩道にゴミが散乱している光景をよく見かけませんか。
野々市市ではそのような光景は一切見かけないので、住民のマナーが良いのも治安の良さに一役買っていると思います。
また、野々市市ではゴミ出しは無料です。隣の金沢市はごみ袋が有料化されていますが、野々市市は半透明の袋ならどんな袋でもゴミに出すことができるので、これは嬉しいポイントです。
そして、野々市市役所にはエコステーションという燃えないゴミやペットボトル、空き瓶などを24時間回収してくれるリサイクルセンターがあります。
私はうっかりゴミ出しの日を忘れてしまうことが多々ありますので、このエコステーションにはいつもお世話になっています。こういった施設があるとホント助かりますね。
野々市市は近隣の自治体と助け合って成り立っている!
そんな便利で急成長を遂げている野々市市ですが、野々市市は野々市市の範囲だけで生活が完結しているわけではないのです。
先ほども述べました通り、野々市市は非常に面積の小さい市なので、野々市市にない施設もたくさんあります。
- 海や山などの自然
- 大型レジャー施設
- 有名な観光スポット
- 総合病院
- 警察署や税務署、保健所
などなど。
では野々市市民はどうしているかというと、これら野々市市だけでは足りない施設を近隣の市や町へ利用しに行って暮らしています。つまり、近隣の市や町があってこその野々市だということを野々市市民は十分に理解して、お互いに助け合いながら生活しています。
近隣の金沢市、白山市、松任市、能美市、川北町・・・そこには縄張り意識なんてものは無く、近隣の自治体同士がとても仲良く暮らしているのが石川県民の特徴です。
野々市は間違いなく住みよい街
野々市市の紹介は以上になりますが、野々市市の良さを少しでも感じていただけましたでしょうか。
私は、野々市市は間違いなく住みよい街だと思っています。
特に子育て世代の方にとっては必要な施設(保育施設・学校・公園・クリニック)は十分揃っていますので、安心して子育てができますよ。
もちろんアパートやマンション、貸家もたくさんありますので、石川県へ移住の際はぜひ野々市市という選択肢も検討にいれてみてくださいね。観光で遊びに来られるのもいいですよ。