雪道に慣れてないから滑らないか心配…
雪国に転勤や冬に旅行に来られる方で、雪道に慣れていない方は滑ったりしないか不安ですよね。
そこで本記事では、雪とともに生まれ育った石川県民の私が、滑りにくい雪道の歩き方のコツを解説したいと思いますので、雪道に慣れていない方はぜひ参考にしてください。
最初にポイントだけ述べますと、
「足裏全体でドスドス歩く」これだけです。
目次
凍結した雪道の歩き方を解説!滑りにくい歩き方のコツを掴もう
凍結した雪道を滑らないように歩くポイントは以下の通りです。
- 歩き出しは足を真上に上げる(前に蹴り上げない)
- 着地は足裏全体で地面を踏む(かかとやつま先で着地しない)
- 歩幅は小さく
この3点を意識すれば、滑って転ぶことを避けられる確率が高くなります。
歩き出しのコツ
雪道の歩き方は、普通の歩き方とは歩き出しが少し異なります。
普通に歩く場合は、足を進行方向に蹴り上げるように斜め前に足を突き出す形になると思いますが、
凍結した雪道では、この斜め前に足を突き出すのはNGです。
片足を斜め前に突き出した段階で、体の重心は前方向に傾きます。
このとき、もう片方の足(地面に付いている後ろの足)も前に引っ張られる形になるため、地面が凍結していると非常に滑りやすくなってしまいます。
歩き出しは、体の重心が傾かないよう足を真上に上げるのが基本形です。
ひと昔前のロボットのような歩き方をイメージしてみてください。
ウイーンって足を真上に上げてますよね。そんな感じです。
着地のコツ
歩き出しの際に足を真上に上げたら、そのまま空中で足を前に移動させ、その足を地面に下ろします。
これで1歩進んだことになるのですが、着地の時にも細心の注意が必要です。
着地のポイントは、足裏全体で、かつ全体重をかけるようにドスっ!っと地面を踏みつけることです。
普段歩くようにつま先やかかとから着地してしまうと、接地面積も力(体重)も少ないので摩擦が少ない凍結した道ではバランスを崩して滑ってしまう原因になります。
足裏全体で上から体重をかけて踏みつける
これを意識すれば、滑ってしまう確率をかなり減らすことができます。
歩幅は小さく
そして、歩幅はできるだけ小さくすることを心がけましょう。
大きな歩幅で歩くと、重心が前に傾くので万が一滑りそうになった時にバランスが取れにくくなります。
その点、歩幅が小さければ重心も安定するのでバランスがとりやすくなります。
小さい歩幅でドスドス歩く
これがポイントです。
コツを掴めばスタスタ歩ける上に靴選びも不問になる
この歩き方は、慣れないうちは非常にぎこちなくて歩くスピードも遅いですが、慣れたらスタスタ歩けるようになります。
そして慣れてしまえば、何の靴を履いても滑らなくなります。
革靴は滑りやすい靴の代表格だから避けたりだとか、滑らないように長靴を履いたりする人もいるかと思いますが、
今回紹介した歩き方であれば、基本的に何の靴を履いても滑りにくくなりますので、靴は何を選んでも大丈夫なんです。
私は普段通勤する際は、雪が深くなければ(うっすら積もる程度なら)革靴を履いていますが滑った記憶がありませんし、周りにも革靴で普通に歩いている方をたくさん見かけます。
好きな靴で出かけられるのは楽ですよね。ぜひこの歩き方をマスターしてみてください。
ただ、最初のうちは心配だと思いますので、慣れるまでは靴裏にこういった滑り止めを貼っておくと安心ですね。
まとめ
今回は、雪道での滑りにくい歩き方を紹介してみました。
足裏全体でドスドス歩くのがポイントで、
- 足を真上に上げて
- 足裏全体でドスっと着地し
- 歩幅は小さく歩く
を意識してみてください。
冬に雪国に来られる際はぜひこの歩き方を実践して、滑って怪我しないようにお気をつけくださいね!